マノアのスタバ日本人激増の謎を解く
もう今年も残すところ10日ほど。実は、今年一番の重大ニュースを、今まで報告していなかった。隠すつもりではなかったのだ。しかし、結果としてそうなってしまったことは忸怩たる思いだ。
で、それは何かというと。
マノアのスターバックスに日本人観光客が急増しているのである。
今や、ラミネートされた日本語メニューも置かれている。
で、それは何かというと。
マノアのスターバックスに日本人観光客が急増しているのである。
マノアスタバ |
マノアスタバ
マノアスタバはもともと多様性のある空間である。昔からの高級住宅地にあるので、お金持ちのお年寄り達や中高生の憩いの場と化している。一方、大学の近くなので、常連の大学教授、学生、地元住民たち、おそらくホームレスの人たち、みな何をしているのか分からないが、毎日ずっといる。
それに加えて 、最近ではど田舎のスタバには場違いなほどよそ行きのワンピースを着た、または、マノアフォールズで30分ほどのハイキングをしただけなのに、「南アルプスから今帰還しました!」という感じの大げさな格好をした日本人観光客が訪れるため、さらなる混沌の様相を呈している。
この人口変動(これもまた大げさ)に気がついたのは、8月後半の話である。わたしが韓国に行く前の、 2017年の5月頃までは少なくともここまで観光客が多くはなかった(と思う)。
観察していると、飲み物を注文した後、店を出て、道を挟んだ向かいから交代で写真を撮る、という行動がほとんどのお客さんに見受けられる。
かわいい建物であることは認めるが、これくらいの古い建物ならいろいろなところにある。「わざわざ写真を撮るほどか?」といつも思っていた。
この人口変動(これもまた大げさ)に気がついたのは、8月後半の話である。わたしが韓国に行く前の、 2017年の5月頃までは少なくともここまで観光客が多くはなかった(と思う)。
しかし、なぜスタバに?
謎である。ハワイに来るためには何十万YENもかかるのに、その貴重な時間を使ってなぜわざわざスタバに来るのか。 ここから歩いて3分くらいのところに、モーニンググラスコーヒーという、スタバより全然旨いカフェがあって、そこも大阪に店を出すほど売れているのに。観察していると、飲み物を注文した後、店を出て、道を挟んだ向かいから交代で写真を撮る、という行動がほとんどのお客さんに見受けられる。
かわいい建物であることは認めるが、これくらいの古い建物ならいろいろなところにある。「わざわざ写真を撮るほどか?」といつも思っていた。
インスタ!
悶々としていたある日、ふと思いついた。「みんな写真を撮っているということは、どこかにアップロードするのでは?」ひらめきだ!しかし、むしろ今まで思いつかなかったことはバカとしか言いようがない。
早速iPhoneをとりだし、Instagramで「#マノア」と検索してみる。するとまぁ、ザクザクと写真が。こんなタグが10,000回以上使われていることにも驚くが、過半数がこのスタバの写真なんじゃないかと思うほどである。
どうやらここで、「パープルドリンク」という謎の飲みものを頼むのがイケてるようだ。気になる。
「いつもホットコーヒーしか頼まないくせに、急に洒落っ気を出してきたな」と店員さんに思われるのも癪だし、今度一人じゃないときに頼んでみよう…と心に誓ったあさひなであった…。
インターネットでも「マノア スタバ」と検索してみた。
すると、このスタバは今やマノアの「ランドマーク的存在」、「ハワイで人気ナンバー1のスターバックス?」とまで言われるほどらしい。
つまり、マノアスタバ日本人激増の鍵はインスタだったのだ!!!(みなさん非常にありきたりな結論にさぞがっかりしたことでしょう。)
旅行口コミサイトでは、「ノスタルジックな外観にキュン♫」というポップな感想も。このスタバの前のバス停にはいつもホームレスの人たちがいるのに、「ノスタルジックな外観にキュン♫」してる場合?みんなインスタに夢中すぎてもはや不公平は目に入らないのだろうか…。
「ハワイ・マノアにある緑色のスタバは可愛すぎる人気フォトスポット♡」だというこのサイトでは、ご丁寧に撮影の角度まで教えてくれている。なんとここで結婚式の前撮りをするカップルも少なからずいるっぽい。
「ブルーノ・マーズも通った」からといって何の意味が?結局、今でも単なるスタバなのでは?ハワイに関係ないモノをハワイらしいと持ち上げるのも、ここまで来ると、ワイキキに落ちている犬のウンコの写真が流行ったら、わざわざみんな日本からウンコの写真を取りに来たり、ウンコの前で結婚式の前撮りをするんじゃないかと心配してしまう。
早速iPhoneをとりだし、Instagramで「#マノア」と検索してみる。するとまぁ、ザクザクと写真が。こんなタグが10,000回以上使われていることにも驚くが、過半数がこのスタバの写真なんじゃないかと思うほどである。
どうやらここで、「パープルドリンク」という謎の飲みものを頼むのがイケてるようだ。気になる。
「いつもホットコーヒーしか頼まないくせに、急に洒落っ気を出してきたな」と店員さんに思われるのも癪だし、今度一人じゃないときに頼んでみよう…と心に誓ったあさひなであった…。
インターネットでも「マノア スタバ」と検索してみた。
すると、このスタバは今やマノアの「ランドマーク的存在」、「ハワイで人気ナンバー1のスターバックス?」とまで言われるほどらしい。
つまり、マノアスタバ日本人激増の鍵はインスタだったのだ!!!(みなさん非常にありきたりな結論にさぞがっかりしたことでしょう。)
「ノスタルジックな外観にキュン♫」
前述のサイトは、「ワイキキとはひと味違うコーヒーを飲みに来ては」というが、味はどこでも同じだろう。何言ってんだ。旅行口コミサイトでは、「ノスタルジックな外観にキュン♫」というポップな感想も。このスタバの前のバス停にはいつもホームレスの人たちがいるのに、「ノスタルジックな外観にキュン♫」してる場合?みんなインスタに夢中すぎてもはや不公平は目に入らないのだろうか…。
悪態を虹で中和するスタイル |
「ハワイ・マノアにある緑色のスタバは可愛すぎる人気フォトスポット♡」だというこのサイトでは、ご丁寧に撮影の角度まで教えてくれている。なんとここで結婚式の前撮りをするカップルも少なからずいるっぽい。
でも結局スタバだよ?
ここは少なくとも数年前までは無数にあるスタバの一つだったのである。観光客がそんなにいっぱいいたという記憶はない。「ブルーノ・マーズも通った」からといって何の意味が?結局、今でも単なるスタバなのでは?ハワイに関係ないモノをハワイらしいと持ち上げるのも、ここまで来ると、ワイキキに落ちている犬のウンコの写真が流行ったら、わざわざみんな日本からウンコの写真を取りに来たり、ウンコの前で結婚式の前撮りをするんじゃないかと心配してしまう。
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