シリーズ 留学体験記

グローバルという考えに新しい価値が置かれるようになり、海外で勉強することの社会的価値が以前より増している。にもかかわらず、日本人に限ってみると海外の留学生の数はここ10年減少し続けている(画像参照)。これはよく若者の内向き思考とか、保守化する若者とか、個人の心性の問題として議論されているが、私が思うに問題の根本はお金がないとか情報が少ないとか構造的、インフラ的要因だと思う。



特に問題なのは、世の中には私のような凡人が海外大学院に行くための役に立つような情報がほとんど存在していないことだ。大学院に行きたいと思ったとき、大学院ってどうしたら入れるのか、みんなどうやって生活しているのか、というかそもそも何してるのか全然わからなかった。新宿の紀伊國屋で本を探したが、あるのは当たり前のことが書いてあるだけの受験指南書か、私が「Aチーム」と呼ぶ超エリートの自慢話が書いてある体験記ばかりで大して役に立たなかった。

「Aチーム」とは東大や京大を優秀な成績で卒業し、日本でマスターも取って、先生から高く評価されており、英語もTOEFL100点くらいは余裕で取れて、自信を持って外に出せる研究とか、もしくはホームレス生活からから成り上がったとか、ものすごい差別に直面してそれを乗り越えたなどの特殊な人生経験がある人たちである。しかし、大学院に至る道は一つではないし、「Aチーム」でなくても大学院で勉強する方法はあると一旦仮定したい。現に私は「Aチーム」じゃないし僕の周りの人も東大・京大卒の「Aチーム」ばかりではない。

この経験をもとに、大学院生のみなさんにゲストとして協力してもらい、「Aチーム」の自慢話にかたよらない多様な留学体験記をのせるシリーズを始めようと思います。とりあえず友人の優秀な大学院生のみなさんにご協力をお願いしていますが、書いてくださる方を募集しておりますので、協力してもいいよという方がいらっしゃったらyukiasah@hawaii.eduまでご連絡ください。

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